横浜市で中国鍼灸・日本鍼灸のハイブリット鍼灸治療なら
健康堂中医鍼灸院
〒222-0021 横浜市港北区篠原北2-4-2 日東ビル101
東横線、横浜線 菊名駅から1分
20~40歳代の男性好発。
好発部位:L4/5間、L5/S1間
【症状】
⚫︎腰痛と下肢の放散痛
⚫︎下肢筋力低下やしびれ感は痛みよりやや遅れて出現。多くは片側性。(稀に巨大ヘルニアによる急性の両下肢筋力低下、感覚障害、膀胱直腸障害が出現する場合もある。→緊急手術が必要)
⚫︎咳、くしゃみにより増悪
⚫︎疼痛性側彎、腰椎前彎減少が見られる
⚫︎前後屈の疼痛性運動制限が見られる
【現代医学における治療】
①保存的治療
臥床と腰部安静(急性期)、薬物療法、温熱療法、骨盤牽引、ステロイドと局所麻酔薬による硬膜外ブロック、腹筋強化(慢性期)など
②観血的治療
ラブ法、脊椎固定術、経皮的髄核摘出術、シーザー椎間板蒸散法など
【予後】
脊柱管内への脱出ヘルニアでは自然治癒も期待できる。症状が疼痛だけのものでは長期予後は80%良好。
【腰椎椎間板ヘルニアの高位診断】
【東洋医学的な考え方】
1.原因別分類
1)急性タイプ···気血阻滞による腰痛
運動の不注意により腰部の経脈·経筋が損傷し気血阻滞の為、急性腰痛が起こる。挙上時などの不注意により突然起こる。局所の著明な圧痛、筋緊張、運動制限。
2)慢性タイプ
①寒湿による腰痛
寒湿の停滞により腰部の経絡気血の流れが悪くなると起こる。
腰下肢が冷えて痛み、重だるさを伴う。寒冷や気候の変化により増強。
少し動くと軽減し、静止時間が長いと強ばる。舌苔白腻、脈沈滑または沈遅。
太陽型:下腿後部に放散痛、少陽型:下腿外側に放散痛
②腎虚による腰痛(「腰は腎の府」腰は腎の精気が注ぐところ)
全身虚弱症状が著明。慢性的な腰下肢のだるさ・無力感・鈍痛。疲労で増強、横になると軽減。脈沈細弱。
【当院の腰痛症の鍼灸治療】
共通方針:「補虚瀉実」の原則に基づく。
1)急性タイプ「気血阻滞による腰痛」
経脈の通りを良くし、気血の運行を改善する。足太陽膀胱経穴、阿是穴。鍼にて瀉法。
経穴:腎兪、委中、環跳、大腸兪、阿是穴
2)慢性タイプ「寒湿による腰痛」
陽気を強め寒湿の除去、経脈の流れを良くして気血の運行改善。主に足太陽膀胱経穴。鍼灸併用。
経穴:腎兪、大腸兪、環跳、委中、崑崙、風市、陽陵泉
「腎虚による腰痛」
腎を補い、経絡気血の運行を改善する。
主に足太陽膀胱経穴·足少陰腎経穴。鍼にて補法。
経穴:大腸兪、環跳、委中、腎兪、太渓
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