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健康堂中医鍼灸院 

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頚椎椎間板ヘルニアの鍼灸治療/東洋医学

頚椎椎間板ヘルニア

多くは椎間板の退行変性に基づく繊維輪断裂部からの髄核脱出

通常、後方または後側方へ脱出し、神経根あるいは脊髄を圧迫する。

頚椎運動や核·くしゃみで増悪。

3040歳代に好発

「好発部位」C5-C6···C6神経根

                     C6-C7···C7神経根

 

【症状】

頚椎症状(·関節·靱帯症状)

   後頭部·頚肩背部のこり·痛み、頚部可動域制限)等の局所症状

神経根症状

    障害神経根に一致した上肢デルマトーム(皮膚分節)への放散痛、上肢のしびれ感と限局性の知覚障害、運動障害(筋力低下など)、腱反射減弱または消失

脊髄症状

 巧徴障害(書字·箸使い·ボタンはめ/はずし動作)

 歩行障害(平地でのつまづき易さ)

 膀胱直腸障害(頻尿·排尿遅延·尿勢低下·残尿感·便秘)

 障害高位より下の腱反射亢進、病的反射出現、手指全体に及び知覚鈍麻、内在筋の萎縮しびれ感

【東洋医学的な考え方】

1.分類

運動器疾患(頚肩腕痛、肩関節痛、上肢痛、腰下肢痛、膝痛など)の多くは主に「痹症」に属する。その状態が長引くと「肝腎不足」「瘀血」となる。

痹症」の概説 」:詰まって通じない

外邪(主に風寒湿の三邪)の侵襲により、

経絡気血の運行が障害されると、肌肉·筋骨·関節に痛み·痺れ·重だるさ等が起こる。また、関節の腫脹・変形・屈伸不利が起こり、運動機能に影響するものもある。

<原因による痹証の分類>

.風寒湿

風邪による風痹(行痹)⇨遊走性の痛み

寒邪による寒痹(痛痹)⇨激しい痛み

湿邪による湿痹(着痹)⇨固定性の痛み。重だるさを伴う

B.風湿熱

熱邪による熱痹局所に発赤·腫脹·熱感。冷やすと軽減。

【当院の頚肩腕痛の鍼灸治療】

(1)治療方針:経絡気血の流れの改善を目的に、鍼にて瀉法を施す。局所にも対応。必要に応じて施灸。筋緊張緩解による血流改善神経根周囲の循環改善による炎症除去・神経根の興奮抑制。頚椎周辺、神経走行上の反応点、筋緊張部。

(2)経穴天柱、風池、大椎、肩井、天鼎、肩貞、曲池

神経根症···五頚(天柱穴の直下で第五頚椎棘突起の高さに取る)

【物理療法】温熱療法、水治療法電気療法(施術前に行う)

【運動療法】頚部、肩背部、上肢の自動·他動運動(施術後に行う)

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