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健康堂中医鍼灸院 

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生理不順の鍼灸治療/東洋医学

生理不順

通常約1か月の間隔で起こり、数日で自然に止まる子宮内膜からの周期的出血。視床下部下垂体卵巣系に関わる多因子による内分泌調節機構及び子宮内膜の周期的変化により発来し、正常な流出路を経て月経と認識される。月経以外の性器出血は不正性器出血(子宮がんなどでみられる)と総称される。

【現代医学的な考え方】

A.月経異常の分類

1)月経周期の異常(月経周期:月経開始日~次回月経開始前日、正常範囲:2538周期)

 稀発月経39日を超える周期(3か月以上に周期が延長すると「続発性無月経)

原因:視床下部下垂体卵巣系の機能不全、心因性、肥満など。

 頻発月経24日以下の周期、年15回以上

原因:黄体機能不全、子宮筋腫など子宮体癌(50歳以降の頻発月経に注意)

2)月経血量の異常(正常範囲1周期当たり:20ml140ml、平均5070ml)

 過少月経:月経血量が異常に少ないもの。

原因:子宮発育不全、広範な子宮内膜炎の後遺症など。

 過多月経:月経血量が異常に多いもの。過長月経、頻発月経を合併することが多い。

原因:子宮筋腫無排卵周期症、血液凝固障害など。

3)月経持続日数の異常(正常範囲:37)

 過短月経:出血日数が2日以内のもの。

 過長月経:出血日数が8日以上のもの。

4)月経随伴症状

 月経困難症

月経に伴う病的症状で、日常生活に支障をきたし治療対象となる場合をいう。月経直前または開始と共に症状が発現し、月経終了前または終了と共に消失する。下腹部痛、腰痛、腹部膨満感、悪心嘔吐、頭痛、精神神経症状など。

*月経痛はプロスタグランジンによる子宮収縮によると考えられる。疼痛は大腿部·背部にも放散する。

 月経前症候群(PMS)

月経前310日の黄体期の間に続く精神的あるいは身体的症状で月経開始と共に減退ないし消失する。以前は、「月経前緊張症」と呼んだ。イライラ、不安、抑うつ、乳房痛、頭痛、悪心、めまい、顔面や四肢浮腫、全身倦怠など。原因不明だが、内分泌系の機能異常が考えられる。

5)初経の異常(日本人の初経発来年齢は1015歳、平均12.5)

 早発月経:月経発来が10歳未満のもの。

 遅発月経15歳以降で初発を見るもの。満18歳になっても初経がなければ「原発性無月経」。

6)閉経の異常

 早発閉経40歳未満で閉経(月経の永久的な閉止)

 遅発閉経55歳以降に閉経

B.無月経

1)生理的無月経:初経以前、閉経以後、妊娠、産褥、授乳期

2)原発性無月経:満18歳までに初経の起こらない状態。ターナー症候群など

3)続発性無月経:初経から続いていた月経が3カ月以上停止した状態。

*無月経の大部分は精神的ストレス、体重減少、過激なスポーツなどによる視床下部機能障害が原因で起こる続発性無月経。長期間放置すると治療困難。例:神経性食思不振症

*月経異常の原因の約7080%視床下部下垂体卵巣系の機能不全と考えられる。次に、子宮筋腫子宮内膜症が多い。

子宮筋腫

主に子宮平滑筋に発生する良性腫瘍で、婦人科疾患の中で最多3040歳代に好発。過多月経、不正性器出血、月経困難症、不妊、鉄欠乏性貧血、下腹部腫瘤、下腹部痛、腰痛、便秘、頻尿など。

子宮内膜症

何らかの原因により、子宮内膜様組織が子宮内膜以外に生じる疾患。2040歳代に好発。不妊、次第に増強する月経困難症、排便·排尿部痛など。

【東洋医学的な考え方】

1.関連する臓腑:脾、肝、腎、女子胞

2.関連する経絡:衝脈、任脈

3.分類

1経期(月経周期)の異常

 ①経早(月経先期):熱証、気虚など

 経遅(月経後期):寒証、気滞、血瘀など

 経乱(前後不定期):肝鬱、脾腎両虚、血瘀など

2経量(月経血量)の異常

 経量過多(血熱、気虚など)

 経量減少(血虚、寒証、血瘀など)

 閉経:月経停止が三ヶ月を超え、かつ妊産していないもの(血虚、血瘀、寒証など)

3経色(月経血の色)と経質(月経血の性情)

正常な月経血の色は紅であり、経質は薄くもなければ濃くもない、血塊はない。

 ①淡紅色で経質の稀薄なもの虚証

 ②深紅色で経質の濃いもの血熱、実証など

 ③紫暗色または暗紅色で血塊のあるもの寒証、血瘀など

4生理痛

 ①月経前または月経中に小腹部に脹痛が起こるもの気滞血瘀など

 ②小腹部に冷痛があり、温めると痛みが軽減するもの寒証など

 ③月経中または月経後に小腹部に隠痛があり、腰がだるく痛むもの気血両虚など

【当院の生理不順の鍼灸治療】

実証の場合は肝の疏泄機能の改善、肝熱の清熱。主に任脈、足厥陰·足太陰経穴。鍼にて瀉法

経穴:関元、血海、脾兪、腎兪、三陰交、帰来、太衝

虚証の場合は脾の機能向上による固摂機能回復、衝任脈を調節する。任脈穴、足太陰経穴、足少陰経穴、鍼にて補法または施灸

経穴:関元、足三里、脾兪、腎兪、太渓、三陰交、水泉

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