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健康堂中医鍼灸院
〒222-0021 横浜市港北区篠原北2-4-2 日東ビル101
東横線、横浜線 菊名駅から1分
平衡機能の反射系が障害され、姿勢の統御が困難になった状態。自分自身の身体と周囲の空間との位置関係等が乱れていると感じる異常な感覚。
【現代医学的な考え方】
1.前庭性めまい
1).末梢性めまい
障害部分:内耳(前庭迷路)、前庭神経。
随伴症状:耳鳴り、難聴、悪心、嘔吐など。
原因疾患:メニエール病、前庭神経炎、突発性難聴、良性発作性頭位めまい症など
原因疾患:
①メニエール病
内耳の循環障害による内リンパ水腫と考えられている。一側性の耳鳴、感音難聴、激しい回転性めまい発作が反復性に出現。悪心嘔吐、冷汗などの自律神経症状を伴うこともある。
②前庭神経炎
ウイルス感染による前庭神経の炎症や血流障害と考えられている。突然、激しい回転性めまい発作が一過性に出現。耳鳴り·難聴や中枢神経症状は伴わない。
③突発性難聴
ウイルス感染や外傷による炎症が原因と考えられている。突然、一側性の高度の感音難聴が出現。めまい、耳鳴りを伴うことが多い。
④良性発作性頭位めまい症
頭をあまり動かさない生活習慣が発症に深く関わることが判ってきた。特定の頭位により、数秒後に回転性めまいが出現。
2).中枢性めまい
障害部分:小脳、脳幹
随伴症状:平衡失調、神経症状など、激しい頭痛(脳血管障害)
原因疾患:聴神経腫瘍、脳腫瘍、脳血管障害など。
原因疾患:
①聴神経腫瘍
内耳道内の聴神経に発生する良性腫瘍。初期は軽い一側性の耳鳴り·難聴と共にめまいが出現。
②小脳·脳幹部の脳腫瘍·脳血管障害(脳出血、脳梗塞)
⒉非前庭性めまい
頸椎異常、高血圧、貧血、自律神経失調症、心身症など。
【東洋医学的な考え方】
眩:目がかすんで目の前が暗くなること。
暈:ぐるぐる物がまわってみえたり、物が揺れ動いてみえるもの。
*この2つはよく同時に起こるので、「眩暈」と称する。
⒈関連する臓腑:肝・腎・脾。
「諸風掉眩、みな肝に属す」「上気不足」「髄海不足」
⒉原因別分類
1)肝陽亢進による眩暈
情志失調⇨肝の疏泄機能失調⇨肝鬱⇨熱化⇨肝陰損傷⇨肝陽亢進⇨眩暈
舌質紅、舌苔黄または舌苔少あるいは無苔、脈弦数。
2)痰濁による眩暈
飲食不節・労倦⇨脾胃の損傷⇨運化機能の低下⇨痰湿⇨中焦に阻滞⇨清陽が頭部に昇らず、濁陰が降りない⇨眩暈。舌苔厚腻、脈滑。
3)気血両虚による眩暈
脾胃虚弱による気血生成不足⇨気虚のため清陽が頭部に到達せず、血虚のため脳を栄養できない⇨眩暈。舌質淡、脈細無力。疲労により誘発·増強。
4)腎精不足による眩暈
体質·老化·房事過度など⇨腎精不足⇨髄海不足⇨眩暈。
【当院の眩暈の鍼灸治療】
実証例(肝陽亢進による眩暈)
肝陽亢進を抑え、必要に応じて腎陰を補う。
足厥陰経穴、足少陽経穴。鍼にて瀉法。必要に応じて足少陰経穴。鍼にて補法。
経穴:風池、俠谿、陽輔、太衝、太渓
虚証例(気血両虚による眩暈)
脾胃の機能向上により気血の生成を促す。
足太陰経穴、足陽明経穴、背兪穴。鍼にて補法、灸併用。
経穴:百会、脾兪、膈兪、足三里、三陰交
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