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健康堂中医鍼灸院
〒222-0021 横浜市港北区篠原北2-4-2 日東ビル101
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顔面に起こる疼痛で、神経痛のような痛みが多い。
【現代医学的な考え方】
(1)機能的顔面痛(特発性三叉神経痛)
原因不明。屈曲した走行異常血管や動脈硬化病変を持つ血管による圧迫が原因と考えられている。 痛みの部位:三叉神経領域。
第2枝>第3枝>第1枝、右側>左側 好発
痛みの特徴:
·針で刺されるような激痛が突然発症する。
·数秒~数分間続くことが多い。
·発作が終われば痛みは完全に消失する。
·痛み以外の神経学的所見(顔面部知覚異常など)がない。
誘発因子:
·疼痛誘発部位が存在する。
·寒冷·接触刺激
*主なトリガーポイント
第1枝(眼神経)・・・眼窩上孔
第2枝(上顎神経)・・・眼窩下孔
第3枝(下顎神経)・・・オトガイ孔
(2)器質的顔面痛
①症候性三叉神経痛
帯状疱疹、脳動脈瘤、小脳橋角部腫瘍、炎症、外傷、脳動脈奇形、多発性硬化症等に起因する持続性の三叉神経痛。知覚異常を伴うこともある。
②帯状疱疹(ヘルペス)後神経痛 持続性・片側性のピリピリした痛みが起こり、その後で神経の走行に沿って水疱が出現する。第1枝に好発。
③顔面・眼・耳・副鼻腔・口腔内・顎関節・頭蓋内の病変顔面が発赤・腫脹する。
④舌咽神経痛 舌咽神経領域の発作性疼痛を伴う。嚥下により誘発される。
【東洋医学的な考え方】
(1)風寒による顔面痛 風寒の邪⇨顔面部の経絡⇨寒邪の収引性による経脈拘急⇨気血阻滞⇨顔面痛冷やすと増強し、温めると軽減する。舌質淡。脈浮緊。実症。
(2)肝火·胃火による顔面痛
肝火:悩み·怒り等⇨肝の疏泄機能失調⇨肝鬱⇨化火⇨顔面部に炎上⇨顔面痛
胃火:飲食不節⇨食滞⇨化熱または化火⇨陽明経脈に沿って炎上⇨顔面痛 灼熱性の疼痛。舌質紅、黄苔で乾燥気味。脈弦数または洪数。実証。
(3)陰虚による顔面痛 腎精不足⇨火を制御できず、陰虚による虚火発生⇨顔面部に炎上⇨顔面痛慢性的で、激しくない痛み。疲労により、疼痛発作または疼痛増強。舌質紅、舌苔少、脈細数、虚証。
【当院の顔面痛の鍼治療】
局所穴 : 四白、下関、陽白、合谷、太衝、
(1)虚証例「陰虚による顔面痛」
①方針:陰を補い、清熱をはかる。
②処方例:補陰・・・足少陰経穴、足太陰経穴。鍼にて補法。
清熱・・・手足陽明経穴、足厥陰経穴。鍼にて瀉法。照海、三陰交、風池など。
(2)実証例「肝胃の火による顔面痛」
①方針:肝胃の火を瀉し、清熱をはかる。
②処方例:清熱・・・陽明経穴、厥陰経穴。鍼にて瀉法。内庭、陽陵泉、蠡溝、大陵など。
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