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健康堂中医鍼灸院
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子宮筋腫は、成人女性の5人にひとりはもっているといわれる良性の腫瘍です。非常に小さなものを入れれば、なんと女性の75%にあるともいわれ、その割合は年々増える傾向にあります。
子宮筋腫は、子宮のどの場所にできるかによって、「漿膜下筋腫」「筋層内筋腫」「粘膜下筋腫」3種類に分かれます。種類によって、成長のしかたや症状のでかたに違いがあらわれます。
子宮筋腫があっても、すべての人に症状があらわれるわけではありません。筋腫をもつ人の60~70%は無症状だといわれ、筋腫に気づかない人もたくさんいます。残りの30~40の人になんらかの症状があるわけですが、個人差があり、筋腫の大きさやできる場所によってあらわれ方や時期などが違ってきます。
筋腫が原因でおこるさまざまな症状
1.過多月経
子宮筋腫の症状でもっとも多いのが、過多月経。筋腫が子宮内腔を押し広げて、引き伸ばすため、内膜の面積が広くなり、月経時に排出される内膜の量(経血)が多くなるためと考えられます。また、筋腫のせいで子宮の収縮が妨げられ、止血するはたらきが弱くなって月経が長引くのも、出血量を増やす原因のひとつです。
過多月経とみられる症状
⚫︎月経時の出血量が多い
⚫︎レバーのような血のかたまりがでる
⚫︎月経がダラダラと10日以上続く
⒉貧血
過多月経によって出血量が増えると、多くの鉄分が失われて鉄欠乏性貧血をおこす場合があります。また筋腫が原因で月経時以外にも不正出血がおこり、貧血を引き起こすこともあります。筋腫による貧血は症状がゆっくり進むので、自覚しにくいのが特徴。
貧血とみられる症状
⚫︎動悸や息切れ
⚫︎疲れやすい
⚫︎手足が冷える
3.月経困難症
筋腫の有無にかかわらず、月経時におこる腰痛、下腹部痛、頭痛、吐き気などの症状を総称したもの。筋腫による痛みは月経時に痛む場合と、月経時以外に痛む場合があります。痛みの強さは個人差が大きいのですが、痛み止めが効かないほどの激しい痛みがある場合は、子宮腺筋症や子宮内膜症の合併が疑われます。
月経困難症とみられる症状
⚫︎下腹部痛
⚫︎腰痛
⚫︎頭痛やめまい
⚫︎吐き気や嘔吐
⚫︎脳貧血
4.他臓器圧迫
筋腫が大きくなってまわりの臓器を圧迫すると、不調があらわれる場合があります。膀胱を圧迫すれば尿の回数が増える頻尿。尿管を圧迫すれば尿量が減少、水尿管症、水腎症、腎障害。神経や血管を圧迫して、血行が悪くなれば腰痛。腸を圧迫して便秘になる場合もあります。
⒌不妊症
筋腫が子宮内腔を変形させて、受精卵が着床しにくくなったり、妊娠後に流産を引き起こすきっかけになる場合もあります。
⒍血栓症
筋腫が骨盤内の静脈を圧迫し、下肢の静脈の流れが悪くなって、血栓症をおこす場合があります。
⒎多血症
筋腫が血液を増加させる物質をつくることがあり、血液が濃くなる多血症をおこす場合があります。多血症になると血液の粘りが強くなり、血栓が起きやすくなります。
子宮筋腫というのは子宮にできる良性の腫瘍で、それ自体は心配するものではありません。
悪化しなければ、そのまま放っておいてもよいものです。しかし多くの場合、子宮筋腫があると月経痛が激しかったり経血の量が多く貧血になったり、便秘や腹痛になることがあります。このような症状がひどい場合は、場合によっては手術が必要となります。
しかし、これらの症状がなければ、産婦人科医師の判断により、経過観察をすることもあります。
子宮筋腫の発達や成長には、女性ホルモンが関与します。つまり、女性ホルモンの分泌が少なくなる閉経後には、子宮筋腫の成長が止まったり、筋腫自体が小さくなることがあります。
また、閉経後は月経がありませんので、経血が多すぎて困る(=貧血気味になる)という心配もなくなります。
もし、子宮筋腫の疑いがあるなら、手術の必要がなければ、産婦人科で経過を見てもらいながら鍼灸治療をお勧めします。
鍼灸治療は、子宮筋腫自体を縮小ないし消失させた症例もあります。筋腫自体の大きさによって個人差はありますが、鍼灸治療をすることで、子宮筋腫に伴う月経痛や月経過多ような、つらい症状のほとんどを改善できます。
もし子宮筋腫と診断されたり、婦人科系の症状によって、便秘や腹痛、過多月経や貧血などの症状をお持ちの方も、諦めずに鍼灸治療を受けてください。
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