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健康堂中医鍼灸院
〒222-0021 横浜市港北区篠原北2-4-2 日東ビル101
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更年期障害とは、「更年期に現れる多種多様の症候群」をいう.卵巣機能の低下によるエストロゲン減少が主因で発症するが、その個人を取り巻く社会的要因や心理的要因が自律神経症状を増強させ、様々な症状を発現させる。この更年期は、同時に、①生殖能力の喪失期、②子どもの手が離れて、生き甲斐がなくなる時期、そして、③平均寿命83年の現代においては、余命がまだ30年残った人生折り返しの時期である、老化の始まりと生き甲斐の喪失期である、このことを抜きにして単に血管運動神経障害がある時期とのみ定義することは、更年期障害の真の治療を誤る結果となる。
【成因】エストロゲンの分泌低下に伴う視床下部の機能失調である。
【臨床症状】エストロゲンの分泌量の長期低下により、骨粗鬆症、性器脱、尿失禁、頻尿、尿道炎、外陰掻痒症、性交痛などが発症しやすくなる。
【東洋医学からみた更年期障害】
東洋医学的な観点から人間の一生を見た時、「素問」上古天真論篇、第一の女性の一生の説明は7年ごとに女性の更年を的確に表現している、しかし、この更年は,「社会的,精神的な更年」については、触れられていない、東洋医学では、更年期障害を表現している言葉はないが、更年期だけではなく、月経不順や瘀血による精神的な不安定さなどに対して使用する言葉として、「血の道症」があり、これが更年期を含めた女性の問題全体を指しているものと考えられる。
鍼灸治療を考える上で、更年期症候群と関連が深い経絡は任脈、督脈、衝脈の三奇経脈は起源を同じくしていて、中極穴の下部の女子胞から起こると考えられ、脳とも関連が深いとされる、また、腎経、肝経、脾経の足の三陰経は、三陰交のみならず任脈上でも交会し、奇経と関連が深く、生殖器と機能的に連動している。
【当院の更年期障害の鍼灸治療】
更年期障害に対する鍼灸治療は、足の三陰経脈と任脈·督脈·衝脈の三奇経が産婦人科疾患の治療の際には重要で、治療は下肢の三陰経脈が中心となる、腎経は、のぼせ、動悸、冷え、不眠症、泌尿·生殖器系の問題に対応している、肝経は泌尿·生殖器に、脾経は消化器系および生殖器に対応している。
①肝腎陰虚:ほてり、発汗、五心煩熱、眩暈、耳鳴り、腰膝痛、月経過多、経量多いまたは少ない、閉経、皮膚の乾燥、掻痒、口乾、便秘、舌紅苔少、脈細数
治療経穴:太渓、太衝、合谷、陰郄、復溜
②脾腎陽虚:ほてり、発汗、顔につやがない、疲労倦怠、腰膝の違和感、四肢の冷え、浮腫、腫脹、食欲不振、経量が多いまたは少ない、軟便、頻尿、舌胖淡、歯痕、舌苔薄白、脈沈細無力
治療経穴:三陰交、太渓、合谷、陰郄、復溜
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