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健康堂中医鍼灸院
〒222-0021 横浜市港北区篠原北2-4-2 日東ビル101
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気道内異物、あるいは気道内の分泌物や滲出物を適時に喀出し、換気やガス交換が正常に営まれるようにする、一種の生体防御反応。
*病態生理*
気道粘膜の炎症·気道分泌物·異物·冷たい空気·刺激性ガス等の物理的·化学的刺激が咽頭·喉頭·気管·気管支等の粘膜にある咳受容体を刺激し、迷走神経を介して延髄の咳中枢に伝えられる。咳中枢の興奮は、横隔膜神経·肋間神経等を介して横隔膜·肋間筋·補助呼吸筋に伝えられ、咳を起こす。
【現代医学的な考え方】
1)乾性咳嗽(喀痰を伴わない)
①咽頭・喉頭疾患
慢性炎症、結核、百日咳、がんなど(嗄声を伴う事が多い)、かぜ症候群
②胸膜·縦膈疾患
胸膜炎、縦隔腫瘍
2)湿性咳嗽
①気管·気管支疾患
急性または慢性気管支炎、気管支拡張症、気管支結核など
②肺疾患気管支拡張症
肺炎、肺結核、肺化膿症、肺腫瘍、肺気腫、肺水腫、気管支喘息など
【東洋医学的な考え方】
咳:肺気上逆による音
嗽:痰液を喀出するもの
関連する臓腑:肺、脾、腎(腎は納気を主る)
※咳嗽は「肺気上逆」···肺の宣発·粛降作用の低下により発生する。
※脾は痰を生じ、肺は痰をためる。
原因別分類:
1)外感性の咳嗽
①風寒による咳嗽
咳声有力。痰は水様で白。舌苔薄白、脈浮緊。
②風熱による咳嗽
頻繁に咳嗽。呼吸が荒い。痰は粘い。舌苔薄黄、脈浮数。
2)内傷性の咳嗽
①痰湿による咳嗽
痰は粘く多い、咳声は重い。舌苔白膩、脈濡または滑。
②肝火による咳嗽
肝鬱化火⇨肺に影響⇨咳嗽
火により津液が焼灼されると痰を形成するが、量は少なく粘る。舌質紅、舌苔薄黄、脈弦数。
③肺腎陰虚による咳嗽
肺陰不足⇨津液損傷⇨燥の発生⇨肺が潤いを失い、粛降機能失調⇨乾いた咳。津液損傷および燥により、痰の量が少ない。舌質紅、舌苔少、脈細数。
【当院の咳嗽の鍼灸治療】
実証例「肝火による咳嗽」
肝火および肺熱の清熱をはかる、主に手太陰経穴・足厥陰経穴、鍼にて瀉法。
経穴:肺兪、魚際、尺沢、行間、陽陵泉、中府
虚証例「肺腎陰虚による咳嗽」
肺腎の陰を補し、清熱をはかる、主に手太陰経穴・足少陰経穴、鍼にて補法。
経穴:肺兪、腎兪、膏肓、尺沢、照海、定喘
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